銀杏BOYZ脱退とこの頃 佐伯

僕は銀杏BOYZというバンドが好きだ。

高校の時、銀杏BOYZの「DOOR」というアルバムを借りたのが、初めての銀杏BOYZの音源を耳にした時だった。

1曲目に入っていたのは「十七歳(・・・cutie girls don’t love me and punk.)」という歌。
人生で初めての感覚を持った。

こんなものは音楽じゃない。

と。

もう、音はデカイし何言ってんのかわからないし、何だか気持ち悪い。

それが、僕の銀杏BOYZの初体験の感想だった。
ただ、せっかく借りたアルバムだし、音はデカくてうるさいけど聴いてみようと思い聴いていると、何だが心に引っかかる曲があった。
ファンの間では有名な「人間」という曲だった。10分は越えるその曲、何だが胸にささっていっぱい聴いた。

曲としては4分間くらいvo峯田さんの弾き語りが続き、途中から怒涛のバンド演奏へなだれ込むという展開。
この曲の魅力は本当にいっぱいあるんだけど、大好きなのはその弾き語りからバンド演奏になだれ込む瞬間なのだ。

とんでもない轟音のギターにつられベースとリズムが「ドン、ダンダカ、ドタドンダン!」ってリズムを決める瞬間がたまらなくカッコイイ。
あらゆる、負の怒りや悲しみややるせなさや、そんな感情をぶちまけるような音に、何度も救われた。

思春期、今でもかな。辛いことがあると人間を聴きながらぼーっとする。
そして、そのバンド演奏が始まった瞬間、色んな感情が湧きあがってどうしようもなくなる。

あのリズム隊のリズム以上にカッコイイグルーブはこの世に無いんじゃないか?と思うくらい、村井さんとあびちゃんのプレイは凄まじい。大好きだ。

そんな銀杏BOYZから、Gtのチン中村さんとBaのあびちゃんが脱退する。

もう、ショックでしかなかった。自分の好きなバンドのメンバーが脱退する。それは、何とも寂しく悲しい。
自分の身の回りでも、知っているバンドのメンバーが脱退したり、バンドが解散したりした。

それぞれの未来があって、離れて行くのは当たり前に自然な事なのかも知れない。けれど、それを見る人たちは、少なからず寂しい気持ちになる。

僕らもいつか何かがあって、離れなければいけなくなるのかもしれない。そう思うと、未来も怖いものだ。

けれど、良いライブが出来ると、自分たちの未来がとてつもなく楽しみに思える。

当たり前に健全に、そして長くバンドを続けていきたいなと思った。そして、もしその時が来るなら、人に寂しがられるくらい、どうしても必要とされるバンドになっていたいとも思う。

そんな事を色々と考えたこの頃でした。

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